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当研究所の目的である森林及び自然環境保護の活動を年間活動として企画実行した。対象地域は上越市を中心にした上越地域。荒廃する森林の手入れだけでなく、都市部での啓発活動など、多様な「エコアクション」活動を展開した。
(事業の目的)
地球環境保全をグローバルな視点でとらえながら、具体的には地域の環境保全を市民自らが守って行く活動、及びこれらの意識の普及・啓発活動を行うことを目的とした。
(事業の企画)
さまざまな場所で、それぞれの立場で参加できる企画を重視し、山林での森林ボランティアだけでなく、小学校、一般
市民向け、主婦向け、親子対象など、各階層別の事業を企画実行した、
(独自企画と、企業・行政・町内会・学校などとのパートナーシップ)
当研究所が培って来たノウハウによる独自企画を中心にしながら、企業、行政、町内会、学校などとパートナーを組みながら実施した。実施は、会員及び専門家の協力を得ながら、プロジェクトチームで行った。
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事業実施 |
提携・委託 |
実施回数 |
備考 |
ボ
ラ
ン
テ
ィ
活
動 |
森林ボランティア |
独自企画
(新井市・上越市) |
5回
(延べ約200名参加) |
新井市上平丸地区、上越市の共有林を対象にしたボランティア
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河川清掃ボランティア |
共同企画
(上越市桑取地区町内会と共同) |
1回
(80人参加 ) |
上越市の清流「有間川」を中山間町内会と共同で清掃 |
木工教室を中心にした森林教室 |
提携
(学校・行政) |
10回
(約2,200人参加) |
都市部での木工教室を通し森林環境保護の普及啓発 |
丸太切り大会 |
企業との提携
(新井市の企業) |
1回
(約100人参加) |
大型スーパーとの提携。丸太切りを通した森林啓発 |
森林教室 |
行政からの委託 |
12回
(約300人参加) |
緊急雇用対策による行政からの委託事業 |
研
究
活
動
等 |
学校林を使った学習 |
牧村小学校との提携 |
3回
(牧小5年生) |
総合学習を視野に未活用の学校林を通した森林教育
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研究・調査活動 |
新潟県の委託事業 |
関川・姫川流域80団体の調査 |
森と人との共生に関する調査(森林資源の民間活用の可能性) |
普及啓発のための研究活動 |
独自の普及啓発マニュアルの作成 |
研究所の研究活動 |
さまざまん事業実施にあたってのマニュアル等の作成 |
森林環境保全のための経済システムの研究 |
独自研究 |
研究会議29回 |
森林資源の持続的な循環型経済システムの研究。間伐材地場産材の活用「シール事業」 |
(事業の成果)
地域における森林保護・保全の取り組みを、「親しむ」「汗を流す」「伝える」「学ぶ」を横軸にしながら、住民、行政、学校、企業を縦軸に総合的な事業を企画実施した。森林ボランティア団体としてこれだけの総合性のある取り組みは、実際問題として不安があったが、一つひとつの事業を通
して人の輪が広がったこと、次年度へのノウハウの蓄積ができたことがささやかな成果
と考えている。 |
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