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| 毎年5月3日に実施しているもので津川のシンボルである麒麟山にまつわる白狐伝説を奇祭として復活させ江戸時代の嫁入り風俗そのままに西の空に陽が沈む頃、町中の明りを消し、松明や提灯で幻想的な雰囲気を作りだし狐に化身(メイク)した花嫁花婿を中心に108匹(人)の大人数で嫁入り行列を行い、披露宴会場となっている常浪川水上ステージで謡曲による三々九度の儀式などを行ない、その後ささ舟に乗り対岸の麒麟山のお稲荷様へ「狐火」(火の玉)をともない嫁いで行き暗闇の中で狐の泣き声がいつまでも山々にこだましてフィナーレをむかえる。その一連の情景は、まさに幻想の世界であり、水上ステージの回りを囲むかがり火は川面にその怪しい光を落し観るものに底知れぬ感動を与えてくれる。 まるで狐に化かされたようなそんな気持ちになる津川のお祭りです。 |
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