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| 堀之内町「雪中花水祝い」は、冬の大きな町おこしのイベントとして復活させてから、早くも10年になりました。 鈴木牧之の北越雪譜の中に記載されている、江戸時代のむかしよりこの地域にあった「花水祝い」を現代に復活させたのでした。 その年に結婚した新婿に水を浴びせて、子宝を祈願するお祭りです。 毎年2月11日に、堀之内町の八幡宮の境内の巨大な雪のステージ上に男根の御神体をお祭りし、このお祭りは始まります。 それぞれの、新婿の家々をめぐる、新婿迎えの行列が出発するのが正午。新婿は大神宮の社務所にてお祝いの宴席に集合します。 花水祝いの行列は、町長、商工会長はじめ裃の方、還暦の厄年の方、42歳の厄年の方そして20歳の女性、猿田彦、宮司様などなど総勢100名の大行列になります。 その行列が、午後5時ころより町中を練り歩き、大神宮の社務所の祭りの主役、新婿を迎えて、又練り歩き、新婿たちは巨大な御神体神輿を担ぎ、八幡宮へと戻ってきます。 そして、祭りのクライマックスの「水祝い」に向かいます。 雪のステージの上で、一人ずつ新婿は駆け上がり、裃役や還暦の方たちより若水をザバーと浴びせられます。2月の寒中の大ローソクの明かりの中での「水祝い」は迫力と賑わいにあふれ、新潟県の奇祭として人々に語り継がれております。 町内のおおぜいの年齢層、団体の皆様に参加していただき、全町をあげて冬のお祭り、町おこしイベントになっています。 今後ともおおぜいの新婿に参加を呼びかけ、(町内だけでなく、他町村、県外よりも歓迎)子宝に恵まれ、幸せな結婚生活の最初の儀式になるようにしたいものです。 |
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