令和5年2月25日(土)に百年料亭 宇喜世において第18回 NIKS 地域活性化大賞2次審査会が開催され、各賞が下記の通り決定いたしましたのでおしらせいたします。

奨励賞:長岡高専Be-mice:長岡市

はしおし

現在,新潟県の建設業就業者数は減少傾向にあり,さらに高齢化も急速に進行している.それに伴い,橋などのインフラメンテナンスや除雪車のオペレータ減少など従来通りの新潟県のインフラを維持することが難しくなってきている.そこで建設業界では若手の確保が急務とされている.しかし若手が集まっていないのが現状である.その原因として建設業界の業務内容が認知されていないことや3Kのイメージの定着,業界全体のPR不足などがあげられる.これを解決するために住民向けインフラ広報イベントである"はしおし"を開催した.場所は国営越後丘陵公園で8/21,10/9の二回開催した.延べ1000人以上の方に体験してもらい,イベントスタッフは長岡高専の学生が務めた.また,開催するにあたり18の企業・団体から協賛・後援を集めイベント準備を行った.イベント内容は4つの体験ブースとパンフレットの配布を行った.体験ブースは ①ミニチュア建設機械操縦体験 ②コンクリート琴演奏と打音検査体験 ③光弾性試験とミニチュア橋の展示 ④コンクリートキーホルダー作り の四つのブースを設置し,多くの子供たちに体験を楽しみながら建設業の仕事へ理解を深めてもらった.また保護者の方にもインフラマネジメントの大切さを認識してもらい,公共事業の大切さを理解していただけた.さらに当日の学生スタッフもイベントの運営を通して建設業の仕事に触れてもらうことができた.このイベントにより多くの方に建設業の仕事を知ってもらい,将来の選択肢の一つとして考えてもらうことができた.今後も学生と地元企業が協力して本事業を継続することで、建設業界のイメージアップや担い手確保につながるものと考えている。