第18回 NIKS地域活性化大賞：期待賞

長岡市では少子高齢化の進展による空き空間の発生と管理不全、担い手不足による地域行事・活動の衰退が問題となっている。その一方で、長岡造形大学には「自主作品私達は、ボードゲームを中心とした遊びの楽しさを広め、地域の活性化を狙いとして活動しています。だまだ認知度の低いボードゲームを広めるために、上越市の高土町と本町のコミュニティスペースにて、毎月ボードゲーム交流会を開催しております。すでにいる愛好家はもちろん、初めて遊ぶ方のために多様なジャンルのゲームとルール説明の準備を万全にして毎回開催しています。現在の主な参加者は20代から40代ですが、ボードゲームは子供からご年配の方まで年齢を超えて一緒に楽しめるものです。今後は楽しさが伝えられるように、児童施設・シニア向けの施設に出張して、ボードゲームを体験してもらう機会を増やそうと計画しています。私達は、オリジナルボードゲームの製作も行っております。2022年に製作した「雷轟-天鐘-」はクラウドファンディングで世界から400万円の支援をいただき、発売することができました。ゲームのアイテムは上越の桜と蓮をイメージしてデザインしました。また、クラウドファンディングの返礼品として、地元のメッキ加工の会社と協力して限定商品を製作しました。私たちは、市内の施設を借りて、ボードゲームを中心とし、地元のクリエイターのアートワーク・音楽などの文化も同じ施設で楽しめる複合イベントを計画しています。市内の方々はもちろん、市外・県外の方にも上越の魅力が伝えられる機会を作りたいと考えています。上越ではここ数年で、コワーキングスペースの誕生や、クリエイターの交流の場所となるアトリエショップの開店などクリエイター活動が活発になっています。この熱を絶やさず、クリエイト活動に関わる方が増えるとより魅力ある地域になると思います。今後はボードゲームの認知度と共に規模を拡大することを狙っています。