令和5年2月25日(土)に百年料亭 宇喜世において第18回 NIKS 地域活性化大賞2次審査会が開催され、各賞が下記の通り決定いたしましたのでおしらせいたします。
優秀賞:特定非営利活動法人五泉トゲソの会 五泉市
-23年間で8,500人の児童が学んだESD活動-トゲソと水の総合学習支援事業-
[1]本事業は「トゲソと水の総合学習支援事業」として1997年7月から23年間に渡って展開してきた「ESD(持続可能な開発のための教育:Education for Sustainable Development)」活動である。現在も展開中であり、これからも続けていく重要な「持続可能な社会の創り手を育む教育事業」となっている。この人材育成は長岡の「米百俵」の精神に繋がっている。
[2]添付資料の通り、23年間で五泉市市内小学校7校の児童8,200人に対しESD活動で学んでもらうことができた。また、市内小学生児童だけでなく中学生、高校生、大学生、市民、県民、他県の関係者2,400人にも学習を行ってきた。その成果は、学習者総数で1万人以上となり五泉市人口約5万人の20%にあたる。事業は、23年間で小学校支援回数が450回、支援したスタッフ数が延べ1,100人となった。
[3]このESD活動は、地域に棲む新潟県絶滅危惧種Ⅰ類「トゲソ(正式名/トミヨ属淡水型)」を通して、水の問題、地球温暖化等の問題を考え、直面している環境問題に「私たちは、どうしたらよいか?」「私たちは何ができるか?」を学んでいる事業である。プログラムはモデルプログラムとして1校5回にわたり、気づきを高めるワークショップ形式で学習を展開している。このESD活動は、SDGs目標4.7「生涯教育の機会を促進」や15.5「絶滅危惧種の保護と対策」に繋がっている。