平成29年2月25日(土)に新潟市のホテルイタリア軒において第14回NIKS地域活性化大賞の2次審査会が開催され、各賞が下記の通り決定いたしましたので、おしらせいたします。

第14回NIKS地域活性化大賞2次審査結果内容

本事業の名称又は総称 代表者 内容
大賞 キャリア教育マガジン
「みらいずBOOK」
NPO法人みらいずworks
代表理事 小見まいこ
みらいずBOOKは、新潟で働く大人と出会い、自分らしい“みらい”を見つける中高生向けキャリア教育マガジンです。学校現場では職場体験やインターンシップなどを主とした、子ども・若者の社会的・職業的自立を促すキャリア教育に取り組んでいます。その取り組みをサポートするための教材として、みらいずBOOKを、学校を通じて無料で中高生に届けています。
目的は、近い将来、一緒に社会をつくっていく新潟の中高生が心から実現したいと思うことを軸にした、主体的な進路選択ができるようになること。加えて、新潟で働くことの可能性や魅力を知り、新潟で働くことが選択肢の一つになることです。第3号を2017年2月に発行する予定にしており、新潟県内のご賛同いただいた企業様より、掲載費をいただき、企画・制作しています。ゆくゆくは新潟県内のすべての中学1年生、高校1年生に届けることが目標です。
優秀賞 燕三条「畑の朝カフェ」2016 燕三条「畑の朝カフェ」
リーダー:渡辺康弘
申請担当者 :白鳥賢
燕三条「畑の朝カフェ」は、田畑のロケーションを活用した農園体験型カフェ。地域の果樹園、畑、ハーブ園などを会場に農園まるごとの魅力を感じてもらおうと生産者自らが企画を練り、採れたて野菜や果樹を使った食事や畑仕事のミニ体験など会場ごとのメニューを提供する。今まで10回の開催に3000名以上の応募があるが、生産者とのふれあいを大切にしたいという思いから定員制とし、全国からその約1割が参加。参加者の満足度は高く、人気は回を重ねるたびに広がりをみせる。また、朝カフェを応援したいとの声でサポータークラブ「朝カフェ倶楽部」も立ち上がった。会員中心に魅力の発信の連鎖が広がり、地域の活性化にも繋がっている。
優秀賞 耕作放棄地を有効活用し、シニア世代が元気になる「現代型市民農園」 株式会社ベジ畑
代表取締役 重泉篤史
農業県と言われる新潟県では、農家の高齢化が進み、「農地を所有しているが耕作できない」という理由で、耕作放棄地化が進んでいます。10年前であれば、それは山間部が中心でありましたが、現在では市街地でも雑草が生い茂った農地が点在している状況です。当事業はその耕作放棄地化した農地を、「現代型市民農園」とし、地域のシニア世代の方々にご利用していただける場とするものです。現代ではシニア世代の方々が認知症を患うことも少なくありません。会社を定年退職すると、時間が多くある一方、「やること」が少なくなってきて、更にはどこの集団にも属さないことから、家にいることも多くなってしまいがちです。現代型市民農園の特徴と致しましては、「家の近くに畑のある生活」を提供し、土いじりが初めての方でも気軽に始められるように、肥料や石灰は常備し、更には、アドバイザーによるアドバイスサポートも行っております。「長靴だけで通える農園」がコンセプトです。シニア世代のメリットしては、新しい趣味、新しい仲間、健康を「収穫」できることがあります。社会問題にもなっている耕作放棄地を現代型市民農園にすることで、シニア世代が地域で元気になる街づくりを目指しています。
期待賞 東頸城 桃源郷プロジェクト ㈱えちご棚田文化研究所
代表取締役 岩崎欣一
過疎農村社会において就労支援を行う取組。
都市部におけるマイナスと農村部におけるマイナスを掛け合わせて、双方にプラス産み出すシステムを作り出し、日本社会全体のバランスを作り出すために、農村地域の事業者が力を合わせて立ち上がった事業。
期待賞 こめのま (株)デザインキャット
代表 小宮慎之介
本事業は、首都大学東京の学生が立ち上げたベンチャー企業(株)デザインキャットと魚沼市横根地区の住民によるお米のブランディング及び販売の協働事業です。
2014年に「新潟県平成26年度大学生の力を活かした集落活性化事業」に採択され、首都大学東京渡邉研究室として新潟県魚沼市横根地区を訪れ、地域のデジタルアーカイブを制作しました。研究事業終了後も地区の夏祭りのお手伝いをするなど交流を続け、その過程で米農家の後継者不足と米生産の赤字の現状を把握しました。
地区の主力産業であるお米生産の課題を解決するべく、多くの人に作り手の想いを乗せてお米を届けることを目的に、株式会社DesignCatを設立し、2015年9月より「横根米プロジェクト」を立ち上げました。横根地区のお米を2016年10月より販売し、産地直送ECサイト「こめのま(komenoma.com)」及び東京のマーケットにてお米の販売を展開しています。
期待賞 復興祈願花火フェニックス打上支援事業 NPO法人ネットワーク・フェニックス
代表理事 樋口勝博
新潟県中越大震災からの一日も早い復興とご支援をいただいた多くの方々への感謝のシンボル「復興祈願花火フェニックス」の12回目の打ち上げはもとより、本年は長岡まつりの起源である「長岡復興祭」から70年目の節目の年であり、長岡から世界に平和の祈りと未来を担う子供たちが「世界に誇れる長岡花火」を胸に成長できるまちづくりの実現のためフェニックス花火の企画をはじめ協賛金募集など様々な活動を行っています。
期待賞 みしま里山資源活用プロジェクト
ポポーの森をつくろう!!
みしまふるさと塾
塾長 綿 貫  悟
少子高齢化時代で地域社会が疲弊している今、三島の地域住民が思うみし
まの宝は“里山”だよね!の思いで資源活性化するプロジェクトです。
一部先人が地域過疎化で荒れている畑に昭和初期ポポーの木を植えた、当時
貴重な果物であったが日持ちがしない果物の為流通しなかった。地域活性
化の為には地域に根ずく産業が必要、先人の思いの“ポポーの森”を復活
させシルバー世代の活躍の場と若者の就業の場を提供するとともに地域の
宝を後世の子供達に引き継げるよう活動します。
期待賞 Northern Music Circuit2016 NMC WORKS
代表 阿部 淳一
新潟市北区の地域活性、そして地域の人々に元気を創り出したいという想いで開催した音楽フェス『Nothern Music Circuit』という日本海側最大級の野外アイドルフェスティバルについて。
奨励賞 寺子屋つばさ はらぺこ塾 寺子屋つばさ はらぺこ塾
代表 高橋 克典
燕三条地域の小学4年生から6年生の子ども達が、日常生活ではありえない空腹を体験する事業です。飽食の時代に望めばいくらでも食べられるということがあたり前ではないということを学びます。また、鶏を実際にと殺するところを見せることによって、普段の食事は全て「命」を頂いているということを理解することによって、食事のありがたさと感謝の気持ちを持ってもらいます。また、本事業で子どもと接するのは新潟県内の大学生中心の学生スタッフで、実際に事前に事業内容を体験し本事業にのぞんでいます。子ども達の成長とともに学生の成長も含み、「地域の子どもは地域で育てる」という理念を実践し、地域社会の活性化を目指しています。
奨励賞 新潟総踊り祭実行委員会 新潟総踊り祭実行委員会
代表 福田 勝之
(連絡先:街道祐輝)
2016年で開催15周年になる、日本最大級のオールジャンルの踊りが集うダンスフェスティバル。参加規程は「心を込めて踊ること」のみ。よさこいをはじめ、ジャズやヒップホップ、ミュージカル調の踊りまで、14ジャンル総勢240の参加団体が、新潟県内の全市町村、全国16都道府県、海外3ヵ国から集結するお祭りを開催。地域の歴史的文化をルー
ツとした「下駄総踊り」も制作・実施。踊り子15,000人、観客16万人を動員し、地域への経済効果は14億5000万円以上(2016年実績)。
奨励賞 十分杯で長岡を盛り上げよう 長岡大学權五景ゼミナール
大滝皓史
長岡市には、江戸時代前期から伝わる「十分杯」という盃がある。「十分杯」は底面に穴があり、8分目までお酒を注いでも何も起こらないが、8分目を超えて並々まで注いでしまうと、今まで注いだお酒が底の穴から全て流れ出てしまうという不思議な盃である。「十分杯」は約350年前に長岡藩に伝わり、当時の藩主、牧野忠辰が倹約の精神と共に長岡に広めたことから長岡の歴史に度々登場しており、長岡の精神の象徴として大切にされてきた。しかし、現在の長岡での知名度が低い。私たち長岡大学權ゼミナールではこの「十分杯」を何としても廃れさせたくないという思いから、5年前から広報を中心に活動を始めた。これまでは、市民向け十分杯講座の開催、観光列車「越乃Shu*kura」、長岡酒の陣のようなイベント参加やメディアへの出演等、活動の幅を広げており、2020年東京オリンピックの土産物としての十分杯、十分杯で県内酒蔵観光、枡の十分杯製作、十分杯関連商品の製作等々を通じてさらなる「十分杯」の知名度向上と長岡地域への貢献を目指し活動を続けていく。
奨励賞 新潟和学 新潟大人週末遊び 新潟和学
代表 宇田秀昭
「新潟」「和」をキーワードに新潟や日本の文化、暮らし、技、品、人、食などを楽しく体験、体感するワークショップの企画及び実施。ワークショップを通して「聞いたことはあるけど実際に見たり体験したことがないものの体験」「今まで余り知られていなかった逸品の発見とそれらを広く認知させる」「先人たちの残してきた素晴らしい伝統、文化の次世代への継承」を目的として活動を続けている。ワークショップでは着物の着用を奨励し、芸能や文化などの学び、新潟の食材を生かした食事や地酒を必ず提供している。
奨励賞 クッキーの商品化を通した地域文化のPRと社会福祉への貢献 新潟産業大学経済学部
教授 金 光林
新潟産業大学経済学部金ゼミナールが商品企画した「縄文クッキーおうくんとかえんちゃん」は、株式会社ブルボン、株式会社最上屋、十日町市のハーブティー生産者、十日町福祉会なごみの家の支援を得て2015年5月に商品化を実現し、十日町・柏崎・長岡などで販売されている。金ゼミナールが第2弾として商品企画した「良寛と貞心尼の歌物語」クッキーが新潟工科大学、株式会社ブルボン、株式会社最上屋、柏崎社会福祉法人ロングランの支援を得て2016年9月に商品化を実現し、柏崎、長岡、出雲崎町などで販売されている。二つのクッキー商品を通して、縄文土器と良寛と貞心尼の歌物語という新潟の地域文化をPRし、社会福祉への貢献をしている。
奨励賞 さどの島銀河芸術祭プロジェクト さどの島銀河芸術祭芸術祭
実行委員長 梶井照陰
当会では2018年度の本開催に向けて、トリエンナーレを目指すプレ開催を2016年度に実施しました。これは自分たちの手による芸術祭のつくり方の実験でもあります佐渡に伝わる豊かな自然に囲まれた日々の暮らしにある芸術の原石を拾い集め、過去の伝統を受け継ぎ、島の未来を紡ぐことは、自分たちの銀河系を育むことと考えています。自分たちの手で、0から銀河をかたちづくり、発信するための方法としての芸術祭を企図しています。
奨励賞 NPO魚沼創造 岸野雅人 南魚沼の風土、文化を尊重し、活力ある産業、魅力ある人づくりをテーマに、新たな時代の地域を創造するため、調査・研究および提言等の事業を通し、地域発展に寄与することを目的に活動をしています。
具体的には、おもてなしをテーマにした講演会の開催(商人塾)、子育てをテーマにした講演会の開催(教育塾)、また認定こども園で「ぬか釜」を使い南魚沼産新米コシヒカリを炊き、子供達に田舎の魅力を感じてもらう等の事業を開催しています。
奨励賞 上越武道連盟-新潟県立武道館を通じて 上越武道連盟
代表 永島義雄
上越武道連盟は、上越市の武道教育の充実と向上を図り、伝統文化の振興に寄与することを目的とする。この目的を達成するために新潟県立武道館を建設、上越市に誘致した。これが平成31年9月末に完成となるので、この武道館を通して上越市の武道の向上を図るため、武道競技会、講演会、研修会等を今後開催していきたい。